ミルク育児。
安保法案、台風接近、芥川・直木賞選考・・・
怒涛の7月16日でしたね。
きょうで35歳が終わります。
明日からザ・年女としての2015年が始まるのでございます・・・。
ストレイシープという言葉がぴったりあてはまる無給状態の現在。
うふふ・・・
普通にお金が毎月入る日々なんて、たぶん一生持てないんだろうなあ・・・。(遠い目)
人には「器」というものがありますが、
わたしの「器」はお金というものを入れるには、小さすぎるようです。
若いころは、それに地団駄を踏んでいましたが、30中盤となった今となっては、「もうどうでもいいやアハハハハ」と流せるぐらい、いい具合で悟りました。^^;
残念ながら、今後も金運には縁がない人生を歩んでいく模様でございます。
今日は長い間かけなかった「ミルク育児」について。
わたくしは現在ミルク育児です。
妊娠中は助産婦さんが催した「母乳かミルクか」のアンケートでは「混合」と答えていました。
しかも、まったく母乳の知識もなく「赤ちゃん産んだら母乳は出るもの」と思い込み、マッサージなどということもしないまま、出産。
入院中に初めて、母乳育児の険しさを体験したのでした。
一言いいたいのは、
母乳育児の人はほんとうにえらいなあ・・・
ということです。
わたくしは助産婦さんの母乳マッサージに悲鳴を上げ、
赤んぼが乳首に吸い付くたびに悲鳴を上げ、
カンカンに腫れ上がった乳房に泣き・・・
入院中から「も・・・もう母乳でなくてもええわ・・・」と思っておりました。^^;
・・・まあ、とにかく、
母乳って、すごいハードル高いんやな・・・!
ということは痛感しました。身体共に。
可愛い拷問ですよ。
天使のような拷問長官に、乳首を痛めつけられる拷問。(流血あり)
ほかの産婦さんはふつ~に飲ませているんですよね。
お乳が出すぎて搾乳したり。
わたくしは30分頑張ってもティースプーン1杯分の搾乳しかできず、その決死の母乳も赤ちゃんに「ふへえ!」と吐かれたり。
赤ちゃんのミルクの飲みつきもとってもよかったので、
「赤ちゃんにとっては栄養とれるなら、どっちでもいいんやな。
ならミルクでええわ・・・」とあっさり決めました^^;
私たち姉妹も主人をふくむ兄弟も完全ミルクで育ち、私自身が大人になってもなお赤ちゃんミルクが好物なので、ミルク育児にたいしてまったく抵抗がありませんでした。
また、持病の薬を飲み続け、今後増える可能性もあることから、
助産婦さんに相談したり、今後の生活(核家族で、家事育児はわたしが中心という生活)について思いめぐらせた結果、
最終的に完全ミルクでいこうと決めたのは退院直後。
けれど、世間というものは、わたしの想像以上に「母乳神話」が強いことにあらためて実感させられました。
ママ雑誌をみても「母乳でなきゃ!」
ネットをみても「母乳じゃなきゃ!」
ピジョンの広告をみても「ママの母乳」
どこをみても母乳・母乳・母乳・・・
これでは、ミルク育児の人が引け目を感じるのは無理ないわ・・・
実母も義母も自分たちは母乳が出なかったのでその反動なのか
「母乳が出るならなぜ母乳にしないの!」
といろいろといわれました。^^;
実際、母乳がほんとうに出ない人は2万人に一人?だったかな?
それぐらい低い割合で、根気強く飲ませ続けていれば高い確率でお乳は開通するのだそうです。
わたしが察するに、その調査が本当なら、実母も義母も「あきらめが早かったのでは」という推論に達します。私同様に。(笑
最後までしつこかったのは主人でした。
生後3か月になってもなお「母乳にしない?」と言い続けていました。
自分がお乳を飲ませれるなら、やるのに・・・とまで。
涙ぐましい父性愛ですね。いやはや、根気のないヨメで申し訳ない限りです。
しかし結局は、生後4か月を超えて。
ミルク育児なことにはまったく後悔しておりません。^^
わたしは産後すぐにふつうにお洗濯・掃除・お料理作りは毎日やっていました。
赤ちゃんのお世話をしつつ、いつもと同じように。
主人にしんどいから夕飯買ってきて、と頼むのは月に1,2度ぐらいでしょうか。
よくいわれる、産後家事がほとんどできない状態とは無縁でした。
産前からさんざん「あなたは産後鬱になる」と助産婦からも主治医からも言われ続けていたのにもかかわらず。
その兆候が噴出することは今日までございませんでした。
(もちろんナーバスになることはよくありますが、これは育児をやってる人みんなが通る修羅道で、たいていその日のうちにおさまるので、病気まではいかない)
それができたのも、ミルクだったからというのが大きいです。
これが母乳だと寝れないしお乳は張るし、切られて痛くなるし、四六時中赤ちゃんと一緒で、とても家事どころではなかったと思います。
そして、主人にたいして、もっとイライラしていたと思います。
なので、もしこれを読まれている方で、母乳がしんどいと思っている方やミルクに引け目を感じている方がおりましたら。。。
どっちもどっちですよ、といいたいです。
赤ちゃんどちらでも育ちますし^^
母乳に勝る栄養は現在はない、というのが定説でが、ミルクは安定してバランスよく栄養を供給できるメリットがあります。
なので、あまり気負わないでいいし、追い込まなくてもいいと思います。
母乳=質の高くヘルシーな和食。
ミルク=栄養たっぷりの洋食。
わたくしはそれぐらいの違いしか感じておりません。
免疫に関しては予防接種をきちんと受けていればよいし、ミルクじゃないと頭が悪い子に・・・という言い伝えも、当然でたらめであります。^^;
調乳ポットと、赤ちゃんの純粋があれば、缶ミルクのパッケージに書かれているようなめんどくさい作り方などしなくても、すぐにミルクは作れますし。
最後に、わたしが実感したミルク育児のメリットとデメリットをあげますね。
メリット
☆母乳に対して1~2時間長い間隔で眠ってくれるので、母親が休養できる。
☆体の負担がない。(乳房の張り・痛みとは皆無)
☆比較的元の生活に戻りやすい。
☆卒乳の問題がない。
☆主人と授乳を分担できる。
☆「あたしだけ痛い思いをしてるのに!」と主人を恨まなくていい。(笑
☆母親のコンディションとは関係なく、常に赤ちゃんに一定量の栄養が供給できる。
☆赤ちゃんと目が合いやすい。
☆外出先でも周囲に授乳姿(乳がみられないかとか)を心配する面倒がない。
デメリット
☆コストがかかる(月に1万ほど。)
☆災害時が心配。(母乳だと身一つでOK)
☆肌と肌との密着スキンシップが授乳ぶん少なくなる。(ほかで補えばよし)
☆消化吸収が遅いためか、溢乳しやすい。
☆外出時、荷物が増える。(哺乳瓶・お湯・ミルク・赤ちゃんの純粋)
☆痩せない。
補足
母乳には脳の発達を促す「アラキドン酸」とDHAが豊富に含まれています。
ミルクの場合は、成分表をチェックし、それらが母乳と同じ範囲まで配合されているものを選んでください。
アラキドン酸とDHAの両方が入った粉ミルクを飲んで育った子は、1歳半までの精神発達が配合なしのミルクを飲んで育った子より非常に高いといわれています。
わたくしは明治の「はぐくみ」と、森永の「E赤ちゃん」を飲ませております。^^
もし、母乳育児希望の方は、以下の本がよかったです。
妊娠期間中から読むのをおススメします。
初めてママの母乳育児安心BOOK (ベネッセ・ムック たまひよブックス お役立ち安心シリーズ)
- 作者: ベネッセコーポレーション
- 出版社/メーカー: ベネッセコーポレーション
- 発売日: 2014/06/11
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