妊負モード。
妊負モード。
妊娠中、体調、経済面、社会生活、家庭生活など、あらゆる面で以前のような生活がおくれず、悲観的、虚無的、うつ状態、またはヒステリー、すべてにおいて無気力になること。
いわば、楽しいマタ二ティライフをおくれない状態。
造語です。わたしが作りました。
というのは、6月下旬から、今までずっと妊負モードなのであります。
私の場合は、とにかくやたらと眠く、37度台の高温期がずっと続き、1日に12時間~14時間くらい眠っている日もあるくらい。
5か月目の今はやっと家事ができるようになりましたが、洗濯・買い出し・ごはんの支度・食器洗いでもうぐったり疲れモード。
頭の中は、「寝たい・・・」「巨大な宇宙の中へ、ぽーんと投げ出されてみたい・・・」という、まるでつげ義春のマンガに出てきそうな厭世的キャラがずっと根付いているという・・・。
「だ、だめ!ネームをしなきゃ!」「お金作らなきゃ・・・!」と思っても、その前向きな考えはすぐに「眠い・・・」というあらがいようのない大波にのまれるという・・・なんとも恐ろしい状態。
そんな感じの日々です。社会で働いているとそんなこといってられないとは思いますが・・・。
先日、主人の家族(兄弟)から、
「うちの嫁さんは臨月まで働いてたよ?職場はみんなそんな感じだよ。」
ということを主人から聞かされ、主人も、
「みんなそれでも生んでるんだよ。
だから君も、いつまでも無気力になってないで、がんばって!」
・・・というようなぶっちゃけ大迷惑なことこのうえない励ましの言葉をいただいたのですが、
ごめん・・・ごめんなさい。あなた。
わたし、頑張れない。
やっぱり眠い・・・。ねむねむ。
今の自分には「上昇志向」とか「がんばろう」とかいう言葉自体アレルギーをおこしてしまう。
その場からふらふら~といなくなって、ベッドにもぐりこみたい。
乳も腹ももったりと重く、少し歩いただけで、今まで楽々と動いていたお散歩買い出しコースも息切れしてしまう。
身体が変化するにつれ、動くのもこれからどんどん億劫になる。
頑張れません。生むまでは。
けれど、母体が妊負モードであるにも関わらず、胎児はすくすく元気に育っているんですよね。
なんだろう、この反比例。
それで思ったのが、妊娠してしまったら、母体は胎児を守る強力なシェルターと化すのだろうなと。
仕事や趣味という母体側の状況やこれまでの生活サイクルはまったく無視され、10か月シェルターという守の役を有無もいわさず行わざるを得ない。
それがあまりにも突然なので、母体側は心の整理がつかず、パニック起こすのだろうな・・・とも。
短い10か月とはいうものの、女にとって、1年は大きいんだなあ・・・とも。
なんだかとりとめもない話をいろいろしてしまいましたが、こういう話しかできないことを申し訳なく思いつつ、もう夕方なので、ごはん作りにかかります。
今夜は昨夜のつくね鍋で、いいだし汁がでたので、おうどんです。
おかずはお惣菜という、適当さ加減です。