フレンチロップを抱っこ。

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またまた更新が遅れてすみません!

 

昨日は怒涛の1日でした。

 

ツィッターでもつぶやいたのですが、作昨日の夜、なんと、家人からペットを飼っていいという許可がおりたのであります!!!

 

一瞬、耳を疑いました。

 

毎日のように「動物が飼いたい!」と訴え続けていたのですが、

「勝つまではだめだ!」とかたくなに拒否され続け、5年半。

 

 

 

 

この「勝つまでは」・・・というのは、家人曰く、漫画でじゃんじゃんお金が入って、収入も長期的に入る見通しが立ってから・・・という意味らしい。

 

 

 

無理だよそんなん。

 

 

何考えてんでしょうか。彼は漫画家という職業をわかっていないのだと思います。

サラリーマンじゃないのだから、よっぽど才能に恵まれた人でないと、長期的に収入の保障などとうてい無理です。

動物を飼うより、そっちのほうがよっぽど非現実的だよ。

 

あと、ペットに構いすぎて子供を作れなくなったら困る、とか、せっかく買った部屋を汚されたりするのも彼の不安材料でした。

 

まあそのこともわかります。

ペットが子供の家族でも、それで幸せならいいじゃないですか、とも思うのですが、せっかく高いお金出して買ったマンションをかじられたり爪でとがれたりされては、ローンを払い続けている本人からしたら、「いいやあああ!!」とハートが破けそうになるのもそれは至極当然でしょう。

 

 

でも彼は私以上に動物好きなんすよ?!

 

動物ふれあい広場とか、ペットショップにいくと、メロメロなんすよ?!

 

 

「だから心を鬼にしていってるんですよ。

お金がなくなったから飼えなくなったとか、生活が忙しくなったから無理だとか、そんなことで手放すのは動物にとって最悪のことでしょう?」

 

と、もっともなことをいわれてしまう私。

動物好きで堅実な家人にいわれたら、「たしかにそうだね・・・」とうなずき、悲しみにくれながら、ひたすらyoutubeで動物動画を何時間も眺めつづけたり、里親探しのブログを読み漁ったり、ささやかに動物保護団体に寄付したり生き物の本を読みふけるしかありませんでした・・・。

 

たしかに、現時点で私の収入はパート程度なので、その可能性は大いにあります。

この職業柄、飼育のランニングコストや病気になったときの治療などを考えると不安満載です。

 

 

さて、今住んでいる集合住宅は動物の飼育は中型犬2匹までのサイズなら大丈夫で、ときどきペットを飼っている方をみかけます。

一緒に暮らし始めた当初は、家人は今とは別の会社に勤務しており、月の半分以上は出張暮らしだったので、万一のこともふまえて、番犬だったら飼ってもいいか・・・という方向に流れていたのです。

 

しかし、今の会社に変わり、家人が毎日家に帰ってくる生活になると、わんこさんを飼おう作戦は暗礁に乗り上げ、沈没してしまったのでした・・・。

主人にとって、動物はあくまで人間の生活に役立つもの、という意識が強く、愛玩動物として生き物を飼うことにちょっとしたひっかかりを抱いているのは、5年半もの長い長い話し合いのなかでわたしが感じ取ったことでもありました。

それに関しては人それぞれの感じ方なので、なにもいうことはありません。

 

 

けれど、東京に来てからわたしの体調はどんどん下降気味となり、外出もできず、ナーバスになってゆくのをみるにつけ、彼の心の中にも、動物は人の心を癒すともいうし、わたしが飼える範囲の動物であれば、飼ってもいいか・・・との思いが芽生えたみたいです。(汚されない範囲であれば!!←強調)

 

「1匹だけだよ!そしてその子が生涯を終えるまで、ほかの子は飼っちゃだめだよ!」

 

という執拗に条件を述べ続ける彼の言葉を空耳で感じつつ、

 

 

あ・・・ありがとう!!あなた・・・!!(涙

 

と、天にも上る心持でうるうるしているわたし。

 

 

さっそく昨日、第一候補のモルモットちゃんを見にペットショップと、長らく飼いたいと願い続けていたうさぎの専門店に出向きました。

 

幸いなことに最寄駅から10分電車に揺られていける場所にあるので私でも気軽に足を運ぶことができます。

 

まずはうさぎ専門店へ。

 

うおおおおお・・・・(店内に入るや否や、チモシーの香りに感動する)

 

 

うさ・・・・!!うさ・・・!!

 

 

うさがいっぱいいいるよ!!

 

 

写真撮影は控えたので様子をお見せできないのが残念であります。

店内はそれほど広くなくこじんまりしていますが、店員さんがよい方で、わたしの質問責めにもいやな顔せずちゃんと答えてくれました。

 

ラッキーなことに、フレンチロップの赤ちゃんをを抱っこさせていただくことができました!

 

 

 

 

ふわふわ・・・ふわふわだったよ!!!(涙

 

 

フレンチロップはその名の通りフランス原産。

耳長うさぎの中では最大重量を誇る超ジャンボうさぎさんです。

有名なホーランドロップの成人体重が平均1.5キロだとすると、フレンチロップは5~7キロ!!

犬よりでかく、重いのであります!!

もしフレンチロップをご存じないのであれば、ぜひ検索してみてください。

すごいのが続々でてきますから。

 

 

成人のフレンチロップも店内におわしました。

ずでーんとケージ内に寝転がっていて・・・

でっかいツチノコか!!と目を見張るような光景でした。

 

 

フレンチロップは専門店でもなかなかお目にはかかれず、ひそかに人気も高いので赤ちゃんが入荷してもすぐに買われてゆくそうです。

金額もネザーやホーランドと比べて高めです。9万くらいしました。

フレンチロップの動画を見まくっては垂涎していた身にとって、まさに至福の時間でした・・・。

まさか抱っこまでできるとは・・・神様が与えてくれた貴重な体験。

 

将来、自分の娘この子がともに寝そべる幸せな光景を少し想像しましたが、「わたしが飼える範囲」という枠内ではフレンチロップは大幅にオーバーするのであきらめざるを得ませんでした。(涙

 

 

さて、店内はちょうどハロウィンフェスティバルだったよう。

うさぎを買われたお客様が続々と愛兎を連れて来店され、ハロウィンの仮装をさせて写真撮影していました。

 

緊張して固まっているウサギもいれば、かなりはまり役のうさぎもいたり。

人間と同じでうさぎも性格は十羽十色なんですね。

 

ある常連であろうお客さんの娘さん(4.5歳くらい?)がなんだかすごく可愛らしい子で、ぼんやり店内のウサギを眺めているわたしを気遣って「これ、使ってください!」と店内の椅子を持ち出しすすめてくれ、(5回はすすめられた 笑)しまいにはその子相手にハロウィン衣装で盛り上がって遊びました。

 

「娘ができるとこんな感じなのかな~」とかぼちゃの帽子をかぶってにっこにっこしているお子さんを眺めつつ、ぼんやり感じました。

お母さんと一緒にうさぎを連れてくる娘の光景というのが幸せそうだったなあ・・・。きっと世話好きの優しい子に育つでしょう。

 

 

そこで気になる生体の金額。

うさぎの専門店は手間をかけているだけあって、やはり高いのですが、

(ここのお店では平均5~8万。10万超の子もいた!)中には売れ残った子や、血統書がつかなくなった里親探しの子もいて、元の売値の半額以下で売り出されている子もちょこちょこいました。

どの生き物でもそうですが、やはり赤ちゃんのほうが売れやすいのでしょう。

 

店内をめぐって数羽、気になる子を発見。

店員さんと相談したあと、とりあえず冷静に考える時間をおこうと後ろ髪をひかれる思いでお店をあとにしました。

 

 

帰りは大型ショッピングセンターにあるペットショップへ。

写真はそこのイルミネーションです。

 

ちょうど店内デビューしたての赤ちゃんミニウサギを発見!!

 

5羽ほどもふもふしていましたが、それはもうかわいかった!!

 

「ミニウサギ」といっても、大人になると、赤ちゃんサイズの3倍になってしまうのですが、あごの舌にうさ枕をもりっとつけて、みんなで寄り添って眠っている光景は平和そのものでした。

金額はおよそ6000~7000円。

コストパフォーマンスは最高です。

血統書でも雑種でも、飼えばその子がいちばんになるのもわかります。

ホーランドロップやネザーもいました。中には売れ残って雑種より価格が安くなっている子も・・・。(涙)

なんとかコミュニケーションを取ろうとしても、ちょっと凍りついていてこちらを見向きもしませんでした。

専門店でも感じましたが、売れ残っている子、というのは外部をシャットダウンしている雰囲気をもっている感じがします。なつきにくい感じ、というのでしょうか。

うさ初心者のわたしには、なかなか手ごわい印象を受けます。

それはその子の性格にもよると思うのですが、やっぱり自分の置かれている環境とかが敏感にわかる子なんじゃないかしら・・・といろいろ考えてしまいます。

表面にはあらわさなくとも、その子のよさ、というのは絶対にあると思うのですが。

 

 

 

モルモットちゃんも、自前の調査でショップのネットには記載されていなかったのに、お店ではラッキーにも健康そうな子に出会えました。

初心者には短毛種のイングリッシュがいいとのことですが、わたしはぬいぐるみみたいなもこもこしている長毛種のほうに惹かれてしまいます。

どこか引っ込み思案な森の小さなトロールみたいな印象があって好きです。

はじめは小屋に隠れていたのですが、「おいで、おいで」というと、寄ってきてくれました。ああ、かわいい。

鳴き声も動物離れしていて愛らしいですよね~。

短毛種は3900円、長毛は4900円、テディになると6500円(だったかな?)でした。

デビューしたての赤ちゃんなのか、ちっちゃくて毛並みも美しかったです。

しかし、テディは病歴があるとの記載がありました。

 

 

頭は動物のことでいっぱいになりながら帰宅。

そこで必ず夢想するのは、

「もしわたしが富豪だったら・・・!資産家の娘だったら、この子たちを全員我が家に迎え入れるのに・・・!」

このばかばかしいifを、今までいったい何度妄想したことか。

そして何度、頭の中で動物たちとたわむれたことか・・・。

 

 

冷静になって、とりあえず住む場所は用意してあげないと・・・と、アマゾンでケージやらトイレなどの飼育設備を購入しました。

 

金額、24800円。

 

・・・・・・・ッ!!Σ(゚Д゚|||)

 

 

2万円で一気にびびるわたし。

アシスタントさんに2.3日入ってもらうお礼代と同じだから!大したことないから!とわが身に言い聞かせつつ、ぷるぷる震えながら購入ボタンを押しました・・・。

100均で買った自作サークルで放牧して飼育したらもっと安くつく!という考えが一瞬頭をよぎりましたが、「おうち汚さない」という条件のもと、徹底した衛生管理をなさねばなりません。妊婦でもあるし。よってケージは必要。しかし高い!

 

 

寝どこでも今後どうやって食わせてゆくか・・・ということを延々と考えていました。

モルモットだと、自分の貯金と照らし合わせて生涯飼える確率は高いですが、うさぎさんはその飼育費用は平均値がよみとれないほどばらけている・・・というのが長らく調べてわかっていることです・・・。

モルモットとそう変わらないくらいのコストだよ~という人もいれば、病気でもすれば、犬猫以上にかかるよ!という悲痛な叫びもあったり。

 

猫が150万・犬が300万くらい生涯にかかるとして・・・それを考えると、原稿をいったい何枚描けばよいのかまで計算しました。

 

実際問題の現実を目の当たりにすると、生き物を飼うことは大変なことなんですね・・・。

 

 

と、とりあえず、ケージを組み立てながら、目の前の原稿を描かねばなりません。。。

 

 

おしまい。