朔旦冬至の憂鬱。
今日は冬至。
何十年かに一度の新月を迎える珍しい朔旦冬至だそうで、盛大に日本古来の行事を祝おうと思うものの・・・
かなしいかな、現代日本の貧乏人には、ゆず3個入り198円と既製品のあずきともちを買うくらいしかできませんでした。(涙
わたしは十代から20代の頃、「季節をちゃんと味わえる人間になりたい」と心のどこかで願っていたことがあります。
田舎に家を建てて、自然の移ろいを感じながら着物を着こなす人間に。
冬至ともなれば、山からいただいた柚子で、皮をむいて柚子茶の準備をし、柚子湯の支度、畑で採れたカボチャをふかし、家でついた餅と、幼いころ祖母がこしらえていた干し小豆を秋には準備し、じっくりことことに煮立てて粥やお汁粉をいただき、しっとりと年末を過ごし・・・。
今となってはドリームですが。
30代になればそんなことできるかな・・・と大学生の頃はうふふ・・・と想像していたんですが、そのころの自分に、「ごめん、変わり映えないよ。むしろ、もっと潤いのない生活になるから覚悟しときな」と予告してやりたいです。
着物は体質に合わないから着れないわ、無味乾燥な都会暮らしだわ、自分の手で何かを作り出すこともできず、既製品でしか季節を味わえないなんだか寂しい人間になってしまった感があります。
なんだかこのまま生きてゆくと、自分ではない自分になってゆきそうで哀しい気持ちもあります。
すみません、今日は愚痴っぽくて。
ドリームは叶えるものですね。
ええ、いつかはそのような田舎暮らしができるようもがきつづけます。
人が想像できることはたいてい叶えることができるものだ!
(・・・とどこぞのCMのナレーションのようなことをいってみる。)
さて、今日はクリスマスケーキの材料を買いに行きました。^^
毎年いろんなお店で紹介されているクリスマスケーキを眺めるのが好きで「今年はどこのにしようかな~」とわくわくしてしまうのですが、
家人の「今年のクリスマスは切り詰めるからね!」という冷酷無比な言葉の元、ケーキを買うのは・・・あきらめました。(涙
手作りにすれば少しはコストダウンできるかな?ということで家にあるホットケーキミックスで作れるケーキに挑戦しようと思っています。
スポンジ生地作るのが苦手なので失敗する確率がとても高そうですが。
バターは不要で生クリームと苺だけ買ってきたので1000円程度ですみました。
肉は家人が閉店間際の値引きを狙って買いに出るそうです。
私=妊婦・家人=現在胃がやられているので、酒はなしです。
なんだかさもしいクリスマスですが、疲れた大人同士の年末なんて、そんなもんかもしれませんね。。。。。
くっそ~!!!
来年こそは柚子1箱買ってきてごんごん柚子風呂作ったる!!
じっくりことこと小豆を煮たる!!!
写真はグルーミング中のマシュー。
ごはんで釣れば、おひざに自ら乗ってくれるようになりました。