風の中を歩けることは。
今日は久しぶりに!近所のスーパーまでお買いものへ出かけました。
外に出れたのは2週間ぶりではないかしら?
ゆっくりゆっくり亀のようなペースで歩行。
隅田川がキラキラ光ってまぶしかった・・・。
途中でお散歩中のパピヨンさんがご挨拶してくれました。
賢治さんの手紙の中で、病で苦しんでいた最晩年、生徒におくった最後の手紙で
「風のなかを歩けるのはすばらしいことなのですから」
というような言葉があるのを思い出しました。
病床の中、外にも出れなかった賢治さんの何気ない言葉ですが、初めてよんだときから深く心に残っています。
風や光のなかを歩けるのは、あたりまえのように思えて、ほんとうに一番の幸福ですね。
賢治さんの言葉や作品は、家族がいて、仲間がいて幸せで万事好調!というときより、もやもや自分の生き方に悩んでいるときや、いいようのない孤独感にさいなまれているときに、とっても響きます。
わたしがそうでした。
今日からペン入れ。
ペン初日とあって、進みが悪いです。
いつものことなんですがね・・・。
わたしの体の中には50匹くらいナマケモノが巣くっているのではないだろうかと疑いたくなるくらい、何をするにしてもスローペース。
反省反省。
そして今日の報道をみて、愕然としてしまいました。
健さんが旅立ってゆかれました・・・。
「網走番外地」や「幸せの黄色いハンカチ」「南極物語」・・・と健さんの代表作は数多くありますが。
日本の雪景色がここまで似合う殿方はいないのではないでしょうか・・・。
健さんのご冥福を心よりお祈りいたします。