モネ展。(夜の鑑賞がおすすめです。)

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上野の東京都美術館にて開催中の「モネ展」へ行ってきました!

 

画家の中で誰が一番好きだろうと思いめぐらせたとき、

 

まず最初に思い浮かぶのがモネ爺さんです。

 

なんとはなしに洋画をみていて、「あ、この絵好きだなあ」と思って画家の名前を確かめた時、7割がたモネ爺さんだったりします。

 

たぶん、相当すきなのです。モネ爺。

 

 

展示の一部屋にあった、老いて白内障を患ってから描いたジヴェルニーの庭も圧倒的な色彩の花園でした。

 

 

そして、「印象、日の出」。

(パンフレットの絵です。展示の一番の注目点です)

 

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21年ぶりの東京での展示だそう。

会場のライティングにも、かなり気を遣っているのがわかりました。

ほかの絵画に使用しているライトと違って、ほの暗い空間で、「印象、日の出」が浮かび上がってくるようにライティングされています。

素晴らしかったです。

近くでみたり、遠くで眺めたり。ずっとその場で1日いても足りないくらい。

美しい1872年のル・アーブルの眺めでした。

 

 

モネの絵画は近くで見るより、ずっと遠くで離れてみたほうが光の柔らかな当たり方や自然を見事に輪郭しているところなどわかりやすいと思います。

(特に晩年のバラのアーチや日本の太鼓橋の絵などは遠目で見たほうがきれいです)

 

 

10月20日から展示される「サン・ラザール駅」が拝めないことがたいそう残念でなりませんが、それでも十分堪能しました。

 

 

美術館は、今はひどく混雑しているのですが、東京都美術館は週末、夜9時まで展示しています。

わたしも今回6時から会場へ入ったのですが、あまり混んでいませんし、十分に堪能できる空間でした。

7時や8時になるとほとんど人がいなくなるので静かに観たい方や、人混みが苦手な方は夜の鑑賞がお勧めです。

 

また、画伯田辺誠一さんが解説をしている音声ガイドも、モネの人となりやそれぞれの絵画にまつわるエピソードが聴けてより深く理解することができました。

 

 

熱かった・・・。

親友でもありライバルでもあったルノワールとのエピソードには泣けた・・・。

 

 

お土産にカタログを購入。

今夜の寝しなに、ゆったり余韻を味わいながらページをめくろうと思います。

 

 

 

ささやかながら美術鑑賞が趣味の一つです。

けれど、妊娠してからまったく絵画から離れていたので、今日久しぶりに一人でゆっくり絵の中を散策できて、本当に幸せでした。

 

夜の上野公園も風情があったなあ・・・。(若干生ごみの匂いが漂うのですが・・・)

これからしばらく離れる東京を満喫できました。

 

 

次回の開催はボッティチェリ展。(2016年1月16日ー4月3日)

是非是非、こちらに戻ってきた際は時間を作って楽しみたいと思います!